ASUS Pad TF303CL は多機能なAndroidタブレットである。
- 無線LAN対応
- Bluetooth
- GPSセンサ
- 電子コンパス
- 加速度センサ
- ジャイロセンサ
- 光センサ
- 磁気センサ
が搭載されている。今回の計画からすると十分な機能である。いまどきのスマホなら当然なのかも知れないが…。
まずはPC上のiTuneの音楽データをMicroSDにコピーして、タブレットのスロットへ差し込む。標準アプリのGoogle Musicを起動すると、問題なくフォルダを読み込め、再生もできた。しかし問題はあった。
1.音がショボすぎる
これはタブレットのスピーカなので仕方ない。予想はしていた。iPodと同様にカーステレオのAUX入力にするつもりだったが、タブレット側の音声出力はマイク・ヘッドホンコンボジャックという仕様だった。これをミニプラグかRCAピンプラグに変換して、オーディオのAUX入力に繋がねばならない。
2.音楽ファイルのタグが文字化け
調べてみると、ID3タグのヴァージョンの違いにより、日本語の文字コードが定義できない古いヴァージョンのタグが付けられたファイルは文字化けするらしい。大量のファイルのタグの書き換えが必要となるが、Mp3tagという便利なツールを見つけた。使い方は以下のサイトの解説が詳しい。
3.運転中に操作するのに無理がある
やってみて判ったこと。タブレットの操作には、運転中の前方から視線を画面に移し、画面上のボタンを探して、その位置を指でタップする、という手順が必須であり、前方から目を離している時間が長すぎて危険である。
携帯型音楽プレーヤーのような物理的なスイッチなら手探りで操作も可能だし、スイッチ形状もそのように工夫されている。しかしタブレットではそれは不可能だ。
せめて曲のスキップ操作、音量調節ぐらいは、画面上のスワイプで出来るアプリを探すしかない。
さて、1を解決すべく、プラグのアダプタを探す。検索をかけると、同じような需要は多いにもかかわらず、コンパクトにスッキリという適当な製品が乏しいようで、自作したという記述がたくさんある。
加えて、先代のiPodでも問題だったのだが、iPod側とカーステレオ側の両方のボリュームをかなり上げないと聞こえない。どうやらイヤホンの使用を前提とした出力では、カーステレオのAUX入力に対してパワーが足りないようだ。どうやら電圧が違うらしい、というところまでは調べたがそのままではダメだという事だけは判った。おそらく、このパワー不足はタブレットでも同じ事になるだろう。
解決策1
ヘッドホンアンプを使用する。このようなものの存在すら知らなかったが、ヘッドホンレベルの出力をアンプで増幅するというもの。オーディオ製品の常で、ピンキリの価格差が激しい。
しかしカーステレオのアンプに音声信号を送るのに、わざわざもう一段アンプを入れるのはどうにも無駄な気がする。それにアンプには電源が必要になるのでこれも解決せねばならない。
解決策2
カーステレオをBluetooth接続可能なものに交換する。いまどきの車載スマホ需要に応えて、こういう製品が発売されている。CDドライブなしのモデルを選べば実売10,000円以下と安い。
解決策2
カーステレオをBluetooth接続可能なものに交換する。いまどきの車載スマホ需要に応えて、こういう製品が発売されている。CDドライブなしのモデルを選べば実売10,000円以下と安い。
計算外の出費だが、解決策2のほうが簡単そうだ。ユニットを乗せ替えるだけで済む。PIONEERとKENWOODからほぼ同機能のものが発売されているが、今回はPioneerのMVH-5100を選んだ。あまり深い理由は無い。
音楽プレイヤーだがいろいろ試してみて、結局は定番のPowerampを使っている。とりあえず、画面上でのスワイプで曲のスキップはしてくれる。他に良いのがあれば乗り換えるだろう。
アプリによって音の良し悪しがあるようだが、少なくともウチの車ではその差は解らない。pugiot307の標準スピーカは安物のようだし、硬いタイヤと防音に対する配慮の無さのせいで、走行中のノイズはかなりヒドイ。
音がイマイチなスピーカーやロードノイズも何とかしたいが、ひとまず音楽は聴けるようになったのでヨシとする。次はGPSだ。
(続く)
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