幼女戦記 [カルロ・ゼン]
うーん、難しいな。
ラノベで粗製乱造されている異世界転生モノだが、これはかなり変っている。
Q.戦略レベルで負けている戦争を、戦術的勝利を重ねることでひっくり返せるのか?
A.終わらせ方を誤らなければ可能
「そういうことを言って誤ったのだ!ヒトラーも!ボナパルトも!トージョーも!」byデギン・ザビ公王
その通りですね。なまじ勝ってしまうと、終わらせ方を見誤るものです。で、無理を重ねて勝ち続けてもどんどん苦しくなってくるという…。
現代のビジネス書で、戦争から教訓を拾ってビジネスへの応用を解説するという啓蒙書がありますが、本書はその逆パターン。そもそも戦場の選択や戦力の集中は、そのまま市場の選択や資本の集中に置き換え可能な基本だし、部下にヤル気を起こさせる方法というのも普遍的な課題ナノデス。
2017/04/12
議会制民主主義とは
民主党…じゃなかった、民進党を離党した長島議員のブログです。
泥舟からさっさとネズミが逃げ出したようでイメージは悪いのですが、今回の離党について説明してます。「共産党なんかと共闘できるかっ!」という事のようですが、議会制民主主義の役割について述べている部分は本当に良い文章で、高い見識をお持ちのようです。
長島昭久 WeBLOG 『翔ぶが如く』
今の民進党の、「とにかく反対」のパフォーマンス政治ではダメだ。民主主義とは単なる多数決でゼロか1かを決めるものではなく、話し合って妥協点を探ることで、分断や深刻な対立を回避するための仕組みである、という改めて言われると至極まっとうな正論には目からウロコの思いです。
その見識を活かせるよう、頑張っていただきたいと思います。
泥舟からさっさとネズミが逃げ出したようでイメージは悪いのですが、今回の離党について説明してます。「共産党なんかと共闘できるかっ!」という事のようですが、議会制民主主義の役割について述べている部分は本当に良い文章で、高い見識をお持ちのようです。
長島昭久 WeBLOG 『翔ぶが如く』
今の民進党の、「とにかく反対」のパフォーマンス政治ではダメだ。民主主義とは単なる多数決でゼロか1かを決めるものではなく、話し合って妥協点を探ることで、分断や深刻な対立を回避するための仕組みである、という改めて言われると至極まっとうな正論には目からウロコの思いです。
その見識を活かせるよう、頑張っていただきたいと思います。
浅田真央引退
フィギュアスケートの浅田真央氏が引退するらしい。
ソチ冬季五輪で結果を残せず、その直後に引退という話もあったかと思う。彼女がいつ引退するかは彼女自身が決めることなので、私がとやかくコメントするものでもあるまい。
そもそも私はフィギュアスケートをスポーツ競技として認めない。あれは本来芸術に分類され、表現力を競うべきものだ。つまりはバレエや絵画、音楽と同じ。
それを、ジャンプして何回転したかというあまり重要とも思えない部分で点数をつけ競うなどアホらしいにも程がある。客入りの良いフィギュア競技を手放したくないというスケート連盟の都合に過ぎない。
ソチ冬季五輪で結果を残せず、その直後に引退という話もあったかと思う。彼女がいつ引退するかは彼女自身が決めることなので、私がとやかくコメントするものでもあるまい。
そもそも私はフィギュアスケートをスポーツ競技として認めない。あれは本来芸術に分類され、表現力を競うべきものだ。つまりはバレエや絵画、音楽と同じ。
それを、ジャンプして何回転したかというあまり重要とも思えない部分で点数をつけ競うなどアホらしいにも程がある。客入りの良いフィギュア競技を手放したくないというスケート連盟の都合に過ぎない。
2017/04/11
北朝鮮問題
北朝鮮あたりがキナ臭い。
世の中では「米軍が北朝鮮を攻撃する」のではないか?だったら中国は黙ってないだろ。と見ているようなのだが。
米中の妥協のほうがありそうな気がする。
米国にとって北朝鮮は脅威である。軍事力でいえば吹けば飛ぶような存在であるが、話の通じないキチガイが核を持っている。持っているだけならまだしも、使うぞと脅しをかけて、実際に使って見せているのだ。
戦力に絶望的な差がある相手に、核というカード1枚で喧嘩を売るだと? そのカードは使ったら最後、徹底的に潰されるのに? 米国から見れば正気とは思えないだろう。
実は北朝鮮は核というカードで交渉がしたいのだ。核というカードでハッタリをかまして、米国を交渉のテーブルに着かせる。しかし大誤算。米国にハッタリは通用しなかった。腑抜けた日本あたりならハッタリも効いたんだろうけどなぁ。残念!
そして中国。中国にとっての北朝鮮とは、軍事的な緩衝地帯である。そこに適当な弱小国があり、中国に忠実でありさえすれば良い。核を持ったり、勝手に米国に喧嘩を売ったりする困ったチャンには大迷惑である。
大国の利益という大正義の前で、朝鮮半島の住人の意思や都合や人権などに何の価値も無いのは当然のこと。であれば、米中には妥協により共通の利益を得ることができる方法がある。
1.米海軍による先制攻撃。巡航ミサイルで主要な軍事施設を叩いた後に空母艦載機による空爆
2.中国人民解放軍の越境、侵攻
3.人民解放軍、平壌を 占領 開放
4.米軍特殊部隊による金正恩の逮捕
5.中国、公正な方法で適当な傀儡政権を樹立
というのが素敵な妥協である。
米軍は空爆はするけど地上部隊は出さない。出すと国内世論はうるさいし、後の面倒も引き受ける事になる。核の脅威さえ無くなればそれで良いのだ。キチガイ独裁者さえ逮捕して米国で裁判すれば十分に面目は立つ。どうせ罪状には事欠かない。
後始末という厄介事は中国が引き受けるしかない。傀儡の衛星国を作るのだから、その程度の負担は仕方ないだろう。幸いにも西側諸国ほど人道や民主主義にはこだわりが無いことで、ある程度の負担軽減にはなるだろう。核関連施設は潰して非核化。中華人民共和国朝鮮自治区にしてはいけない。それでは緩衝地帯にならないではないか。治安維持と称して少々の人民解放軍が駐留する程度が良いだろう。
結局のところ、北朝鮮のアタマを取り替えるだけに留め、現状維持するのが最も双方の利益になる。
世の中では「米軍が北朝鮮を攻撃する」のではないか?だったら中国は黙ってないだろ。と見ているようなのだが。
米中の妥協のほうがありそうな気がする。
米国にとって北朝鮮は脅威である。軍事力でいえば吹けば飛ぶような存在であるが、話の通じないキチガイが核を持っている。持っているだけならまだしも、使うぞと脅しをかけて、実際に使って見せているのだ。
戦力に絶望的な差がある相手に、核というカード1枚で喧嘩を売るだと? そのカードは使ったら最後、徹底的に潰されるのに? 米国から見れば正気とは思えないだろう。
実は北朝鮮は核というカードで交渉がしたいのだ。核というカードでハッタリをかまして、米国を交渉のテーブルに着かせる。しかし大誤算。米国にハッタリは通用しなかった。腑抜けた日本あたりならハッタリも効いたんだろうけどなぁ。残念!
そして中国。中国にとっての北朝鮮とは、軍事的な緩衝地帯である。そこに適当な弱小国があり、中国に忠実でありさえすれば良い。核を持ったり、勝手に米国に喧嘩を売ったりする困ったチャンには大迷惑である。
大国の利益という大正義の前で、朝鮮半島の住人の意思や都合や人権などに何の価値も無いのは当然のこと。であれば、米中には妥協により共通の利益を得ることができる方法がある。
1.米海軍による先制攻撃。巡航ミサイルで主要な軍事施設を叩いた後に空母艦載機による空爆
2.中国人民解放軍の越境、侵攻
3.人民解放軍、平壌を
4.米軍特殊部隊による金正恩の逮捕
5.中国、公正な方法で適当な傀儡政権を樹立
というのが素敵な妥協である。
米軍は空爆はするけど地上部隊は出さない。出すと国内世論はうるさいし、後の面倒も引き受ける事になる。核の脅威さえ無くなればそれで良いのだ。キチガイ独裁者さえ逮捕して米国で裁判すれば十分に面目は立つ。どうせ罪状には事欠かない。
後始末という厄介事は中国が引き受けるしかない。傀儡の衛星国を作るのだから、その程度の負担は仕方ないだろう。幸いにも西側諸国ほど人道や民主主義にはこだわりが無いことで、ある程度の負担軽減にはなるだろう。核関連施設は潰して非核化。中華人民共和国朝鮮自治区にしてはいけない。それでは緩衝地帯にならないではないか。治安維持と称して少々の人民解放軍が駐留する程度が良いだろう。
結局のところ、北朝鮮のアタマを取り替えるだけに留め、現状維持するのが最も双方の利益になる。
2017/04/10
進撃の巨人
進撃の巨人 第22巻 諫山創
最近は話題のマンガなども機会を見つけて読むようにしている。順次紹介はしていきたい。
さて今回は、「進撃の巨人」最新巻である。
あらすじなどは紹介する必要が無いと思うので省略。私にとっての興味は、「この物語のオトシマエをどう付けるのか」という一点のみである。相変わらずヘタなデッサンや狂ったパースにはうんざりする。週刊連載で20巻も続けば、普通は否応無く上手くなるはずなのだが。ある意味驚異的だ。さらに致命的なことにキャラクターの描き分けがヘタである。コマで喋っているのが誰だか判らない。前後を見直しながら読み進めるのはかなり苦痛だ。
元々が巨人という突飛なものと戦う話である。その巨人の突飛な設定を非難はしない。その突飛なものを相手に、どう戦うのかというのが物語の面白さである。
ただ、巨人の謎に現実的な解釈を付けようとするあまり、無理をしすぎている気がする。どんなに理屈をこねても、突飛なものは所詮突飛なのだ。そこに改めて、神だの何だのとさらに突飛な設定を追加することに意味があるとは思えない。
巨人は中世、近世の世界でこその脅威だ。これがもうちょっと近代に近くなると、火器の発達により巨人は粉砕される。この物語は、近代以前の道具立てで説明し、完結させなくてはならない。間違っても遺伝子工学やら電子工学やら精密機械工学を物語に持ち込んではいけない。
長々と書いたが、言いたい事はひとつ。「さっさとおわらせろ」である。
最近は話題のマンガなども機会を見つけて読むようにしている。順次紹介はしていきたい。
さて今回は、「進撃の巨人」最新巻である。
あらすじなどは紹介する必要が無いと思うので省略。私にとっての興味は、「この物語のオトシマエをどう付けるのか」という一点のみである。相変わらずヘタなデッサンや狂ったパースにはうんざりする。週刊連載で20巻も続けば、普通は否応無く上手くなるはずなのだが。ある意味驚異的だ。さらに致命的なことにキャラクターの描き分けがヘタである。コマで喋っているのが誰だか判らない。前後を見直しながら読み進めるのはかなり苦痛だ。
元々が巨人という突飛なものと戦う話である。その巨人の突飛な設定を非難はしない。その突飛なものを相手に、どう戦うのかというのが物語の面白さである。
ただ、巨人の謎に現実的な解釈を付けようとするあまり、無理をしすぎている気がする。どんなに理屈をこねても、突飛なものは所詮突飛なのだ。そこに改めて、神だの何だのとさらに突飛な設定を追加することに意味があるとは思えない。
巨人は中世、近世の世界でこその脅威だ。これがもうちょっと近代に近くなると、火器の発達により巨人は粉砕される。この物語は、近代以前の道具立てで説明し、完結させなくてはならない。間違っても遺伝子工学やら電子工学やら精密機械工学を物語に持ち込んではいけない。
長々と書いたが、言いたい事はひとつ。「さっさとおわらせろ」である。
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