2020/03/26

ロシアのこと

国際情勢なども扱うハイソなblogなので、賢そうなネタも上げておかねばなるまい。

我が家では「プーちゃん」と呼ばれて親しまれているロシア大統領プーチン氏のことである。
ちなみに、中華人民共和国主席の習近平氏は「シュウちゃん」、アメリカ大統領のトランプ氏は「トラちゃん」と呼ばれている。

 国際ニュースなどで見るプーチン氏の発言はなかなか過激である。ウクライナ問題やシリア情勢で見せる強気な姿勢と発言は国内ウケは良いだろうが、国際的には現在のロシアが旧ソ連と変わらない軍事力を背景にした話の通じない相手であると思わせる。
 日本の感覚からすると、なぜこのような大統領が支持されているのか不思議なのだが、今回はこの辺のロシアの政党事情を調べてみた。

統一ロシア
 ロシア下院の75%を占める圧倒的与党。プーチン氏の支持母体。
性向は中道右派と言ったところだが、プーチン氏の人気頼みの寄せ集め。ゆえにプーチン氏は独裁体制に等しい権力を持ち続けている。

 ロシア連邦共産党
 ロシア下院の第2党。今どきスターリンの肖像画が看板になるほどのガチガチの共産主義者。ソ連で失敗したという反省はあるようで、経済モデルとしては中国やベトナムなどの成功例を取り入れるつもりらしい。


政党ЛДПРエル・デー・ペー・エル)
  第3党。中央アジアへの侵攻やアラスカ奪還などを唱える極右政党。日本の右翼がいかに甘っちょろいものなのかを再認識させてくれる。

公正ロシア
  第4党。貧困の撲滅、汚職の追放、環境及び天然資源の保護を訴える比較的マトモな政党。中道左派といえるのだろうが、統一ロシアとの差が見えづらい。議席数は伸びつつある。

結論
 他がヒド過ぎて選択肢が無い。プーチン氏がまだマシ。少なくともまだ対話は可能だ。
 一言で政党政治が機能していないと言えるだろう。共産党体制が長すぎたせいで、国民には政治というものが理解できていないように思う。やはり民主主義体制には国民のレベルというものがストレートに反映されるのだ。

  今のロシアでは碌な政党が無いので、有能なプーチン氏がひとりで切り盛りしている状態。憲法を改正して独裁体制を狙っているなどと批判されているが、この状態でプーチン氏がいなくなるとロシアの不安定化は不可避で、悪くするとソ連崩壊後の混乱期に逆戻りする可能性すらある。どちらがより良い未来なのかは何とも言えない。

 がんばれプーちゃん。ロシアの未来はキミにかかっている。

2020/03/17

Twitterとblog その2

前回の続き

 皆さん、ネットワークのリテラシーと言いますか、もっと平たく言うと「付き合い方」というのを学習しないままドップリとハマり込んでいませんか?


 私などは、ごく限られた同好の士の閉鎖的な世界でも、文章のみのやり取りによる誤解やトラブルが発生する事を経験し、その上で処世術とでもいうようなものを会得してきた。
 今のSNSだと、そういうネット上の処世術というのを学ぶ機会が無いまま、いきなり全世界に向けて発言し、失敗して炎上したときにはもう規模が巨大すぎてどうしようもない、という事になっているように思う。

 誰も彼もがネットに接するので、母数が大きい。そしてその中に一定の割合で存在するバカも多くいる。バカでも情報に広く接し、また発信することができる故、炎上するバカ、させるバカ、油を注ぐバカ、わざわざ火中に飛び込むバカ、とバカには事欠かない有様となる。


 ここまでSNSが一般化したのなら、ネットワークの処世術のようなものを小学校あたりで学ばせるべきなのかも知れない。そしてただ学ばせるのでなく、クラスのような小規模でクローズな環境で失敗やトラブルを経験させたほうが本人達のためであるように思う。

Twitterとblog

さて、久しぶりに友人と話したときの話題。

 彼はこのblogの数少ない読者である。彼が言うには、前回の「環境少女」のネタは炎上しかねないそうだ。


 正直、意外な指摘だった。
 誰も見ていないので、そもそも炎上しようが無いだろうとも思ったし、そもそも炎上するような書き方はしていないと思っていたのだ。

 インターネットの普及以前、ネットワークがまだ構築されておらず、アナログ電話回線でサーバと繋げるのがやっとの時代から磁気記録装置と半導体メモリの隙間を漂う身としては、自分の考えの表明が他者の反応や軋轢、予想だにしないトラブルに繋がる事を経験してきている。
  なので議論を楽しむのは良いとしても、誤解を受けないような文章の書き方というものを心掛けているし、異なる意見の存在についても寛容であろうと思っている。

 ただ、昨今のSNS界隈を眺めるに、友人の指摘はあながち間違いではないと思えてきた。Twitterだけを見ても、くだらないトラブルの何と多いことか。さすがバカ発見器と呼ばれるだけの事はある。

長くなったので次回に続く。