2009/08/25

つづき

 さて、選挙結果について。

 報道では民主圧勝との事だが…。マスコミの報道が民主党寄りなのは周知のこと。支持率など実際は少々割り引いて考えてもいいだろう。
 ところが現行の、「小選挙区比例代表制」だと極端な結果が出やすい。前回の郵政選挙が好例。
 今回、選挙の焦点は自民vs民主なので、その他の反自民は議席を減らすと見ていい。社民、共産は大敗。公明は支持基盤が堅いので維持。

 正直、民主党の単独過半数~2/3まであり得る。しかし衆議院選挙で発揮される国民の微妙なバランス感覚というのを信じるのもアリか。

 民主+反自民で過半数…。というのは希望的に過ぎるか?

2009衆院選

選挙について何か書け!というお達しがあったので考えてみる。

 まずは私のスタンスから。
 今回は自民党支持!

 自民党の利権政治にはうんざりしている。無駄な箱物やら道路やら、何をやってるんだか分からない上に税金を食い潰している天下り団体など、ごっぞり削って必要とされている分野に金をまわせ!
 …と言うのが国民の大多数の意見だと思う。私もそう思う。

 しかし、じゃあどこに金をまわすの?というとこれがみんな好き放題言うわけで。無難そうに国民ウケを狙うと、医療やら年金、育児のほうに手厚くするべきなんだろうな。実は、自民党も民主党もこの辺の選挙公約はあまり違わない。どうやってバラ撒くかが少々違う程度。
 民主党のバラ撒きは財源の裏付けがない!と自民党は言う。確かにその通り。では自民党にはあるのか?と言うと、その裏付けは赤字国債だったりする。…どっちもどっちだな。

 官僚の利権に斬り込む事が必要だが、自民党がやろうとしても今までの行政改革の結果から見ても小手先の中途半端に終わるだろう。一方、民主党の支持団体に公務員の労働組合がいるわけで、民主党なら出来るとも言い切れない。結局はどちらでも大差なかろう。

 民主党で一番問題なのは外交、防衛の分野であるのはネット上でも指摘されている通り。結局のところ反自民の寄せ集めでしかない民主党は、この分野では党内をまとめられていない。選挙戦では棚上げしてマニフェストから抜いてしまい、党内の不一致が表面化するのを避けた。
 しかし、外国人参政権やら重国籍、安全保障、対米関係など、危なそうな問題がてんこ盛りである。聞こえてくるのは、サヨクの妄想みたいな話ばかりだが、政権を獲ってしまうと現実的選択というのをせざるを得ないだろう。しかし前回の村山政権のときみたいに、後々禍根を残す妄言を吐いてもらっても困る。党内の左派を押さえ込んでくれないと支持はできない。
 駐留米軍の話ひとつでも、野党のうちは好き放題に強気なことをほざいていたが、いざアメリカ相手にそんな話ができる根性があるのかというと、まず不可能。

 例え民主党が勝ったとしても、内部対立で崩壊の可能性がある。下手すると、民主党発の政界再編すらあり得るが、せっかく獲った政権なので対立を避けながらのらりくらりと何もしないままずるずる…というのが目に浮かぶ。
 そんなことされると、不況の日本は大変なことになるのだが…orz

 結論
 自民党支持! 民主党よりはマシ
 今やらなきゃならんのは、経済を立て直すこと。構造改革も年金も天下りも北朝鮮もアフガンも憲法も後回しでいい!