2006/12/28

藤原紀香と陣内智則が結婚

 私にとっては本当にどうでもいいニュースなのだが、どういうわけか関西ローカルではとても喜ばしく、かつ誇らしいことらしい。いろいろな話を総合すると、「全国的に有名なセクシー女優(なのか?)」藤原紀香と、「大阪ローカルで有名な」陣内智則というところがポイントのようだ。どうやら陣内氏は関西人代表というような位置付けで、我が事のようにうれしいらしい。
 まぁ、解らなくもないけど、そんなことで喜んでるのは関西人だけだぞ…。

 以前から思っているのだが、大阪人の東京に対する執拗な対抗心は、韓国人の日本に対する異常な対抗心と相似形だと思う…。まるで相手にされてないところもね……。

硫黄島からの手紙

 観てきた。重苦しい映画だった。
…だけでは話にならないのだが、ありがちな「感動する」映画ではない。ただ淡々とストーリーは進み、島は圧倒的な米軍に包囲され、島での戦闘が始まる。「プライベート・ライアン」の冒頭のような迫力はない。暗闇で戦闘は続き、バタバタとあまりにも簡単に人が死んでゆく。後半のシーンのほとんどが地下陣地と夜であるため、いっそう重苦しさが増す。戦史ドキュメンタリーを見ているような乾いた視点に近い。
 日本兵達の考証はよく行われており、兵士達の心情も納得できるものだった。「ラストサムライ」は日本人からすると変な描写が多かったが、あれでもかなりマシなほうだと思う。特に栗林中将の「天皇陛下万歳!」のシーンは日本映画では絶対にできなかったであろう。

 もしこれが日本映画であれば、くだらない感動演出でこの映画をぐだぐだの駄作にしてしまったであろうことは容易に想像できる。この映画は、乾いた視点であるからこそ価値があると思う。

2006/12/27

映画版Zガンダム

以前(…と言っても1年近くになるか?)からG氏に「映画版のZガンダムってどう?」と、聞かれていたのだが、見る機会が無くそのままになっていた。
 1年越しの宿題だったのだが、ようやく見終わったので感想など。

 …解りにくい。TVシリーズを見ていないと、ストーリーはワケわからんだろうなぁ。というより、Zってこんなにストーリーが薄かったっけ?
 TV版の各エピソードを繋ぎながら、ストーリーが進むのだが、そのつまみ方が悪いのか、画面から時間の経過が読み取れず、唐突にストーリーが展開する感じ。主人公たるカミーユは、両親の死に悲しんでいたかと思うと、急に立ち直ったり、覚醒してたりと、なんだか情緒不安定な子供みたい。全体としてカミーユの成長というのが描き切れてない気がする。
 映画版に限ったことではないが、Zのストーリーの欠点は、主人公たるカミーユがライバルに恵まれなかったことかな? カミーユの周囲は大人達ばかりだったし、その大人達もシャアやアムロを筆頭に悩むタイプだったしね。 1stガンダムにおけるシャアやランバラルのような強烈な敵役が必要だった気がする。しかし行き当たりばったりの富野演出ではその程度かもしれない。

 大部分をTV版から流用して、新作画を部分的に追加するという手法は仕方ないと思うけど、その新作画の部分が意味不明だった。てっきりストーリーの補完として新作画をしたのかと思っていたのだが、もしかしてモビルスーツを3DCGでやりたかっただけ? 少なくともあんなシモブクレのフォウはNGである。