国際情勢なども扱うハイソなblogなので、賢そうなネタも上げておかねばなるまい。
我が家では「プーちゃん」と呼ばれて親しまれているロシア大統領プーチン氏のことである。
ちなみに、中華人民共和国主席の習近平氏は「シュウちゃん」、アメリカ大統領のトランプ氏は「トラちゃん」と呼ばれている。
国際ニュースなどで見るプーチン氏の発言はなかなか過激である。ウクライナ問題やシリア情勢で見せる強気な姿勢と発言は国内ウケは良いだろうが、国際的には現在のロシアが旧ソ連と変わらない軍事力を背景にした話の通じない相手であると思わせる。
日本の感覚からすると、なぜこのような大統領が支持されているのか不思議なのだが、今回はこの辺のロシアの政党事情を調べてみた。
統一ロシア
ロシア下院の75%を占める圧倒的与党。プーチン氏の支持母体。
性向は中道右派と言ったところだが、プーチン氏の人気頼みの寄せ集め。ゆえにプーチン氏は独裁体制に等しい権力を持ち続けている。
ロシア連邦共産党
ロシア下院の第2党。今どきスターリンの肖像画が看板になるほどのガチガチの共産主義者。ソ連で失敗したという反省はあるようで、経済モデルとしては中国やベトナムなどの成功例を取り入れるつもりらしい。
政党ЛДПР(エル・デー・ペー・エル)
第3党。中央アジアへの侵攻やアラスカ奪還などを唱える極右政党。日本の右翼がいかに甘っちょろいものなのかを再認識させてくれる。
公正ロシア
第4党。貧困の撲滅、汚職の追放、環境及び天然資源の保護を訴える比較的マトモな政党。中道左派といえるのだろうが、統一ロシアとの差が見えづらい。議席数は伸びつつある。
結論
他がヒド過ぎて選択肢が無い。プーチン氏がまだマシ。少なくともまだ対話は可能だ。
一言で政党政治が機能していないと言えるだろう。共産党体制が長すぎたせいで、国民には政治というものが理解できていないように思う。やはり民主主義体制には国民のレベルというものがストレートに反映されるのだ。
今のロシアでは碌な政党が無いので、有能なプーチン氏がひとりで切り盛りしている状態。憲法を改正して独裁体制を狙っているなどと批判されているが、この状態でプーチン氏がいなくなるとロシアの不安定化は不可避で、悪くするとソ連崩壊後の混乱期に逆戻りする可能性すらある。どちらがより良い未来なのかは何とも言えない。
がんばれプーちゃん。ロシアの未来はキミにかかっている。
0 件のコメント:
コメントを投稿