世の中では「米軍が北朝鮮を攻撃する」のではないか?だったら中国は黙ってないだろ。と見ているようなのだが。
米中の妥協のほうがありそうな気がする。
米国にとって北朝鮮は脅威である。軍事力でいえば吹けば飛ぶような存在であるが、話の通じないキチガイが核を持っている。持っているだけならまだしも、使うぞと脅しをかけて、実際に使って見せているのだ。
戦力に絶望的な差がある相手に、核というカード1枚で喧嘩を売るだと? そのカードは使ったら最後、徹底的に潰されるのに? 米国から見れば正気とは思えないだろう。
実は北朝鮮は核というカードで交渉がしたいのだ。核というカードでハッタリをかまして、米国を交渉のテーブルに着かせる。しかし大誤算。米国にハッタリは通用しなかった。腑抜けた日本あたりならハッタリも効いたんだろうけどなぁ。残念!
そして中国。中国にとっての北朝鮮とは、軍事的な緩衝地帯である。そこに適当な弱小国があり、中国に忠実でありさえすれば良い。核を持ったり、勝手に米国に喧嘩を売ったりする困ったチャンには大迷惑である。
大国の利益という大正義の前で、朝鮮半島の住人の意思や都合や人権などに何の価値も無いのは当然のこと。であれば、米中には妥協により共通の利益を得ることができる方法がある。
1.米海軍による先制攻撃。巡航ミサイルで主要な軍事施設を叩いた後に空母艦載機による空爆
2.中国人民解放軍の越境、侵攻
3.人民解放軍、平壌を
4.米軍特殊部隊による金正恩の逮捕
5.中国、公正な方法で適当な傀儡政権を樹立
というのが素敵な妥協である。
米軍は空爆はするけど地上部隊は出さない。出すと国内世論はうるさいし、後の面倒も引き受ける事になる。核の脅威さえ無くなればそれで良いのだ。キチガイ独裁者さえ逮捕して米国で裁判すれば十分に面目は立つ。どうせ罪状には事欠かない。
後始末という厄介事は中国が引き受けるしかない。傀儡の衛星国を作るのだから、その程度の負担は仕方ないだろう。幸いにも西側諸国ほど人道や民主主義にはこだわりが無いことで、ある程度の負担軽減にはなるだろう。核関連施設は潰して非核化。中華人民共和国朝鮮自治区にしてはいけない。それでは緩衝地帯にならないではないか。治安維持と称して少々の人民解放軍が駐留する程度が良いだろう。
結局のところ、北朝鮮のアタマを取り替えるだけに留め、現状維持するのが最も双方の利益になる。
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