2016/10/03

帰ってきたヒトラー

「シン・ゴジラ」を観るつもりだったのだが、ウチの近くの映画館では、既に昼1回/日の上映となっており、見るのは難しそうだ。
で、「帰ってきたヒトラー」を観てきた。

 笑える。特に「ヒトラー最後の12日間」を予習で観ておけば、爆笑間違いなしである。しかし、映画のアオリ文句の通り、単純に笑えない怖さがある。

 ヒトラーの言っている事が無茶に聞こえないのだ。
そうだ、彼は愛国者だった。「世界征服を狙う悪の独裁者」というイメージは戦勝国のプロパガンダだった。彼はドイツを愛し、一次大戦で疲弊したドイツを建て直そうとしたのだ。それは半ば成功した。その手段は無茶だったし、結果は最悪だったとしても。

 現在の移民の流入で社会問題が深刻になりつつあるドイツ。ドイツ人の持っている不安や不満、怒りにヒトラーは見事に答えているのではないか? ナチズムは過去のものではなく、現代でも、ドイツのような先進国でも起こりうるのだという警告と見るべきなのだろう。
 しかーし!キレイゴト抜きで、ヒトラーが正しいと思う。私は。

 ちなみに製作が2014年。現在の無制限な移民流入が大問題となる以前の作品である。

2 件のコメント:

GOZEN さんのコメント...

面白そうだから見に行ってみようかな…と思ったら、ネタがネタなせいか上映している劇場が少なすぎて気軽に行けそうなところがなかった...orz

PWa さんのコメント...

日本での上映は7月からだったんですが、近くではやってなくで、9月になってやっと小さな映画館での上映でした。
映画館で久しぶりに観ましたが、イマドキは\1,800するのね。