2019/10/09

蒼き鋼のアルペジオ Ark Performance

蒼き鋼のアルペジオ Ark Performance

 いちおう説明しておくと、近未来において突如として人類に敵対する「霧の艦隊」と名乗る海洋勢力が出現。人類側は大敗北を喫し、制海権を喪失。グローバル化の進んだ経済は、いきなりその流通を遮断され大打撃を受け、以降、孤立した人類社会は停滞する。
 一方「霧の艦隊」側も勝利を収めたものの、一見非効率的にも思える人類に興味を持ち、人型のパーソナルモデルを構築し人類との接触を図る。全く異質な両者の接触により、戦いは新たな局面を迎える。

 とまぁ、そんな話である。
面白いんだよ、アイデアは! 二次大戦中の旧式艦艇の上でパーソナルモデルである美少女が見栄を切るのは、絵的にとても良い。でも、それだけなんだよ! 結局、この絵が描きたいだけのマンガ(笑)

・人類側キャラクタ、特に主役が薄っぺらい
 いきなり致命的だ。若いくせに意味無く万能すぎ。人物の背景も、謎めいた伏線らしきものはあるが、別に興味を惹かれない。「ボクの考えた無敵の艦長」という中2設定である。
 その周囲を固める乗組員も同様。無意味に優秀。天才艦長のお友達は、みんな天才ですか?(笑) 何、このバカ設定?
 主役に全く魅力が無い! もっと細かく人物を描写していかないと、共感もハラハラもしないよ! 君ら何で命がけで戦ってるの?趣味なの?

・世界設定が大風呂敷すぎ。多分オチは考えていない
 「霧の艦隊」がオーバーテクノロジー過ぎる。もはや人類の技術ではどうにもならん。
それは仕方ないとして…、何で彼らは人類とわざわざ戦ってるんだい?目的は何?

 その気になれば、人類を殲滅できるぐらいの技術差あるよ?

・im your father
 出たよ!ラスボスは父親ですか!? イマドキ!? 何のためらいも無くこんな使い古された設定をブチ込んでくるとは。(呆)

【結論】
 絵以外に見るべき価値は無い。

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