2014/06/21

宇宙戦艦ヤマト2199

書いておかねばなるまい。

途中までは最高だった。七色星団の決戦などは、旧作ファンも納得の出来で、熱いセリフが飛び交い、大いに盛り上がった。
旧作に対する理解も情熱もあると思った。その上でのリメイクだから期待もした。

しかしだ!

その後がまるでダメだった。
なんでわざわざ不必要な改変するの? ヤマトの連中はまぁ仕方ないとしよう。旧作のままやると時代がかった昭和の熱血スポ魂になってしまうから、今風のアレンジはしょうがない。

一方の主役たるデスラー総統を、ただのキチガイにしちゃいかんだろ。軍事力を背景に1代で大帝国を築いた冷酷非情かつ有能な独裁者なんだろ? キチガイの思い付きで戦争やってたのかよ。

強大な敵役でなけれなならないデスラー総統を、いままでのストーリー展開で積み上げてきたキャラクタ像から、飛躍したかけ離れた意味不明なものにしてしまったおかげで、作品そのものの整合性や魅力がなくなってしまった。
これじゃ、地球はキチガイの気まぐれのトバッチリでエライ目に遭いました、というだけのことである。

主人公側に対する、敵役の大切さがわかってないとは思えないのだが…。

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